#78551
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気がつくと、私は逆さまの街を歩いていた。空は深海のような群青色(ぐんじょういろ)で、巨大なクラゲが雲の代わりにゆっくりと浮かんでいる。 街角の時計の針は逆に進み、通りすがりの顔のない猫たちが、人間の言葉で囁き合っていた。 「もうすぐ、月が溶ける時間だよ」と。 足元を見ると、アスファルトの代わりに星屑が敷き詰められていて、歩くたびに微かなオルゴールの音がした。